能登半島地震の被災地を観てきました

お知らせ

能登半島地震の被災地である、氷見市、七尾市、輪島市を、富山の先輩に案内をしていただき、1泊2日で観てきました。

氷見市内では、液状化が発生したエリアや、営業を続ける和菓子屋さんの建物を、七尾市では和倉温泉の界隈を、輪島市では、集落や朝市通りの界隈や、海岸が隆起した場所や漁港を観てきました。

和倉温泉は、宿泊施設の営業がされておらず、道路や歩道の復旧もされておらず、人がおらず、街が静かで、廃墟を感じさせる雰囲気でした。

輪島市では、震災発生から6ケ月が経ちますが、建物の解体や道路や地滑り等の復旧作業が、全く行われておらず、最初に新聞やネットで観た状況と変わらない風景に感じました。

新聞で読んだ、「解体完了が4%」の数字を、観て実感しました。国の指針である、復興追加の予算を予備費から捻出するのではなく、補正予算を組んで敏速に対応する必要があるのではないかと思いました。

愛知から一緒に行かれた方は、移動式の解体中継局をつくり、大手建設会社、地元建設会社の敏速対応を行って、要請があれば、こちらも対応したいと言っておられました。

先輩が設計された建物が、震災後の爪痕を残して建っている姿を実際に観ると、同じ設計をする身において、何とも居た堪れない気持ちになりました。

輪島市から珠洲市に向かう海岸では、海面から隆起した岩盤が見え、元来海面であった場所に新しい道路ができていました。自然の力を大いに感じる場所でした。

過疎化する奥能登を元気にすることをモットーに、「奥能登元気プロジェクト」のお店が、元気にオープンされてました。ご飯をいただきながら、取り組みなどのお話をお伺いしました。

現在、能登ヒバを活用した香り袋を能登半島復興支援として販売されてます。殺菌・抗菌、アロマ効果があり、可愛らしい袋に詰められています。

ご興味ある方は、是非とも、応援をよろしくお願いいたします!