設計の進め方について説明します

コラム

ゴールデンウィークに、新築住宅を建てたい2組のお客さんが、事務所に来られました。それぞれのお客さんからの質問で、設計事務所で建物をお願いしたいが、ハウスメーカーや工務店の建物とは違い、間取りのスタイルやフォーマットが無いため、何を伝えて、設計を進めて行けば良いか分からなく、説明をお伺いしたとの意見がありました。

お客さんの言われる通りで、まったくの白紙の状況から設計を進めていきますので不安が大きいと思います。

私は、不安を少しでも払拭するために、お施主さんのご要望を伺い、敷地の環境や生活スタイルを考慮して、いくつもの考えられるプランを抽出して、3案程度のスタイルに絞り込みプランを提案しています。その中から、気に入った案を選んでいただき、ブラッシュアップをしていくスタイルで設計を進めています。

(基本、こちらでいくつかのスタイルを提案 → 選定をしていただく → ブラッシュアップする の繰り返し)

また、設計プロセスや現場プロセスをお施主さんと密にやり取りを行うために、2週間毎の対面打ち合わせの他に、LINE等のアプリを使用して、最新情報を共有し、不安を払拭するようにしています。だんだんと、家族、友達のような関係になって、何でも言えるような関係つくりを心がけています。

住宅をつくることは、考え方によっては、お金や時間などを費やし心身ともに疲れてしまう面もありますので、お祭りのように、お施主さんが積極的に参加でき、家族や関わる方々と、ワイワイガヤガヤと楽しくプロセスを進めて、思い出に残る、愛着の住宅ができる、できた、実感を感じていただけるように設計を行っています。

お客さんが、納得のいく、住宅つくりが現実になるように願っています。

今後も、お客さんからいただいた、特に多かった質問事項をまとめて、事例を通して分かりやすく説明をしていきたいと思います。

プロセスを楽しく、想いの籠った、自分らしい建築・空間づくりをお手伝いしていきます。