音楽室のある家 基礎工事が進行しています

設計のプロセス

江南市内にて進行中の「音楽室のある家」は、基礎工事が進んでいます。

今日は、午前中に基礎の配筋検査を行い、午後からコンクリートの受入検査、ベース部分のコンクリート打設工事が行われました。

配筋検査では、構造図通りの仕様にて配筋が行われているか、設備のスリーブ材の補強や間隔、継ぎ手や定着寸法など、監理チェックリストに基づいて検査を行いました。前日に第三者の保証機関、工務店さんの方でチェックを行っていただき、最後に設計監理者としてしっかりとチェックをさせていただきました。問題となる是正項目はなく、結束線の補強、底板の掃除など、指摘をさせていただきました。

午後からは、現場にて配合計画書通りのコンクリートがプラントから現場に届いているか、生コン車からコンクリートを採取し、受け入れ検査を行いました。スランプから空気量、塩化物含有量等の測定を行い、基準値内の数値に当てはまっているか目視確認を行いました。結果は問題なく、コンクリート打設を開始しました。

ベース部分の打設は、ちょうど良い天気の中、基礎屋さんの段取りも良く、ノンストップで約2時間半、無事に打設を終えることができました。早速お施主さんに工事状況をLINEにて報告し、まずは一安心です。

建築の工事は、仕上げ以外は隠れてしまい部分が多く、お施主さんにとっては不安になる事も多いと思います。逐一工事を観ていただくことも難しいと思いますので、設計監理者として、逐一現場を観てチェック(是正する部分はしっかりと指示すること)し、現況を報告することで、安心感を持っていただき、完成までのプロセスを一緒に楽しんでいただけるように進めていきます。今週は、立ち上がりのコンクリート打設工事があり、天気の状況が気になりますが、3月中旬の上棟に向けて着々と工事が進んでいます。

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