変形敷地を活かした、細長さを感じさせないひと繋がりの空間づくり

Story #01

変形敷地を活かした、細長さを感じさせないひと繋がりの空間づくり

愛知県一宮市 K様

当時、土地探しをされていらっしゃったK様ご夫妻。
すでに購入直前の段階でしたが、購入すべきかどうかご判断に悩み、お問合せいただいたのが最初の出会いでした。

当時のホームページをご覧いただき、村瀬の手掛けてきた個性的な家たちを気に入っていただけたそうです。

そのようなお言葉は、自分の大切なものを誉められているようで、何度聞いても嬉しいものです。

魅力的な土地との出会い

まずは問題の土地のご相談をいただきました。
普段、土地探しからご一緒することも多く、今回も現地まで実際に同行させていただきました。

予算に合う良い土地がなかなか見つからず、何ヶ月も土地探しをされていた中やっと見つけたという予算にピッタリの土地は、間口の狭い、細長い土地でした。

お施主様は、

細長すぎて問題があるのではないか?
こんな形状の土地でいい家なんて建てられるだろうか?

と大変ご心配されていらっしゃいましたが、私はとても魅力的な土地だと感じ、そのようにお伝えしました。

私のことを信頼してくださり、ついに購入を決められたKさんご夫妻。
途中で売買中止になってしまうといったトラブルなどもありましたが、なんとか無事に購入完了までこぎつけることができました。

土地の魅力をふんだんに盛り込んだ、おもしろい家づくり

このような変形敷地でのチャレンジは、いくつもあります。

光や風をどう取り入れるか?
間取りのとりかた、動線は?
駐車スペースをどうとるか?

今回は縦長の敷地ではありましたが、2面が道路に接している角地でしたので、
玄関の位置や窓の取り方、庭の配置など、
自由がきく分、本当にたくさんのレパートリーが思い浮かびました。

「この土地に合った暮らし方をしたい。」

お施主様からいただいたそのお言葉は、基本的には村瀬にお任せいただける、という意味だと判断し、
細長い土地をさらに細長くして使用してみたりと、何通りもの案をご提案させていただきました。

細長さを感じさせないひと繋がりの空間へ

完成した家は、
私がいうのもなんですが、この細長い土地だからこそ実現できた最高の空間になりました。

南側の建物に影響されない日当たり。

最大限自然の光を取り入れられる形を目指したテラスや天窓。

忙しい暮らしの中でもふとした瞬間に四季を感じていただけるよう、
リビングに設置した坪庭も気に入っていただけて(私もお気に入りです)とても嬉しい限りです。

「この土地に合った暮らし」を、どう形にしてくださっているか。
この家が、K様ご一家とどう馴染んでいるのか。

こんなことを考えながら、
数年後にアフターメンテナンスでお伺いすることも、また楽しみな時間の1つです。