アムステルダムの建築巡り

刺激

アムステルダムの建築群を観て廻ってきました。 運河沿い建つ4から5階建ての集合住宅は妻板繋がりの さまざまな破風のデザインが独特の景観をつくっています。 17世紀に建てられた建築は軟弱地盤により、大きく傾いて いたりと、その時代の趣を感じることができ、ひとつひとつ の外観を眺めていると、とても面白いです。 造船所跡地に計画されたベイエリアの新興住宅街は、統一 されたスカイライン、間口の規定の中で、それぞれの建物が、 行き過ぎないデザインの秩序の基で、一体形成を成して 繋がっているのがとても面白いです。 オランダの建築は、軟弱地盤やプロテスタント宗教の歴史などで、 外部に面して大きな開口を設けて、外部や歩道からも内部空間が とても良く見えます。 歩道からは、外部を気にすることなく個々の生活をしている 姿を垣間見ることができます。 また、外部に植栽を設けたり、ベンチ、テーブルを置いたりと、 街に対して積極的に対話するデザインはとても魅力的です。 僕自身、外部に対して大きな開口部を設けたり、水平、垂直を 主張した、デ・ステイルのデザインには好意をもっており、 少ない材料を上手く使って外観を形成していることや、 レンガの使い方など、とても勉強になりました。 久しぶりの欧州に、アジアと違う建築、景観がとても新鮮に 感じました!