設計のプロセス

お知らせ
大阪での打ち合わせ前日日にて、運よくチケットが確保でき万博に行ってきました。
各国、企業のパビリオンや円形リングなど、実際に観てどう感じるのか、体感してきました。
パビリオンのデザインは非常に多様であり、未来的な素材や技術を取り入れた構造が目を 引き、サステナビリティをテーマにしたパビリオンでは、再生可能エネルギーやリサ イクル可能な素材を使った建物が多く、環境への配慮が感じられました。
特に「エネルギー の自給自足」を実現しようとする試みや、太陽光発電などの技術的な工夫には感心しました。
万博のパビリオンは、テーマや目的に合わせて空間の使い方が巧妙なところもあり、オープ ンスペースとクローズドな展示スペースをうまく使い分けることで、訪れる人々が次々に、 新しい体験を得られるようになっている施設もありました。
また、通路やエントランス、展示室の配置が視覚的にも心地よく、動線の設計が優れているため、来場者がストレスなく展示を楽しむ ことができる優れた施設がありました。
実際に施設内に入れたパビリオンは5つでしたが、その中で、フランス館がダントツに、ハード、ソフト共に魅力があり、面白かったです。
日本のパビリオンでは、伝統的な建築技術と現代的なデザインを融合させたものが目立ち、木を多用した構造やデザイン、 和の美意識を反映したインテリアなど、好意的なデザインが多く、自然との調和を意識して、現代の建築の在り方が良く理解できました。
円形リンクは、遠目からはアイストップやシンボルとして、縁側や軒裏空間として、うまく動線や屯空間がつくられており、賛否ありましたが、私的には造って正解であったと思いました。万博終了後の活用方法にて、議論されていますが、愛知万博のように保存され、活用されると良いのではと思います。
「並ばなくても良い万博」をキーワードにしていますが、こちらは、実際に並ばないとほぼ施設の内部を観ることができず、外観だけでは、建築をしている方以外は、消化不良ではないかと思いました。
私も、午後から終了間際までいろいろと観て廻りましたが、時間が足りず、消化不良気味でした。
閉会まで残り少ない日数になってきましたが、大阪の打ち合わせのスケジュールをうまく活用して、あと1回以上は、観に行きたいと思います。