設計のプロセス

刺激
長野県飯田市で開催されている「SANAA 小笠原資料館25周年特別企画展」に行ってきました。
SANAAの初期作品である、小笠原資料館を見学したことがなく、今回の企画展に合わせて観てきました。竣工して25年が経ちますが、とても綺麗な状態の建築であり、しっかりとメンテナンスがされており、運営と管理がしっかりとされていることが良く分かりました。
緩やかにカーブして浮遊する建築は、前面の書院と裏の山を上手く連続させて、大きいなりに圧迫感がなく、透明感のある外観はとてもかろやかでした。
内部は、書院に向けて開かれたガラス開口や、エントランスと展示スペースの区切りガラスは、透明感のある外部と内部が繋がる、SANAAの建築を特徴づける空間でした。
企画展は、小笠原資料館の図面やストラクチャー模型を中心として、金沢21世紀美術館や新作のあなぶきアリーナ香川などの作品展示があり、インタビュー動画と合わせてとても分かり易い構成で、それぞれのプロジェクトで意図したことが良く把握できました。
旧小笠原家書院の見学は、管理者の方に同行していただき、歴史背景から建築、空間のこだわりどころを丁寧に説明していただきました。連続格子から差し込む自然光や障子から見渡せる樹齢300年の桜、紅葉がきれいであろう紅葉など、内部と外部が繋がった、国の重要文化財として価値の高い建築を観ることができ、居心地の良い空間を体感でき、勉強になりました。
久しぶりに、長野に行っていつもとは違った風景や場を感じて、美味しい蕎麦を食べて、ゆっくりとした時間を過ごしてきました。