建築巡り シン・金蝶堂に行ってきました

刺激

大垣市内で打ち合わせの後に、気になっていた「シン・金蝶堂」に行ってきました。

こちらの建築は、金蝶饅頭で有名な大垣の老舗和菓子屋さんの店舗と工房の施設です。

それぞれの施設を分散配置して、隙間のできる部分を屋外空間にして、ひとつの屋根を被せて、内部と外部が繋がる、広がる気持ちの良い空間でした。

規則正しい柱グリットで囲まれた8帖の大きさのテラス空間は、ちょうど良い広さであり、柱の圧迫感を感じることなく、居心地が良かったです。

私の考える建築手法では、大きく跳ね出した庇の下で生まれるテラス空間は、圧迫感を感じさせないように柱を設けず、外部に向かて広がるハード空間を得意としていますが、グリッド状に、秩序ある柱を配置する考え方もありかと思いました。

木造3.64mモジュールで囲われる丁度よい広さの使い方に関して、とても勉強になりました。

屋根下のテラス空間で、水まんじゅうを食べながら、ゆっくりと建築を体感し、リラックスした時間を過ごしてきました。