熊本地震震災ミュージアムKIOKU 見学してきました

建築巡り

週末はお休みをいただき、熊本地震震災ミュージアム KIOKUを見学してきました。熊本地震以降、旧東海大学阿蘇キャンパスの被害状況を伝承する施設を2回訪れ、水平断層のずれによる建物への影響を観させていただきました。

今回は、隣接して熊本地震の状況を継承する施設が開設されたことを期に、建築を観てきました。

現況の敷地高低差をそのままに、東海大学のシンボルである三角形のカタチを尊重した動線や取り囲まれた外部の中庭空間など、とても魅力的な建築でした。屋根の仕上げが施工の問題で変更になっていますが、この場所の土にて作られたタイルのグラデーションが、自然と相まってとても美しく感じました。

動線に沿って配置された天井の梁材、開放的な開口部、構造壁の曲線が、包み込むカタチで空間を構成し、動線が単調化することなく、キャンパスへいざなうストーリーはとてもドラマチックでした。

じっくりと施設を見学して、被災された語り部の方と、歴史背景から地震のこと、コミュニティの在り方など、いろんな話をすることができ、考えることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました!

また、その他に見学した建築のことなど、改めてブログにてご報告させていただきます。