こども本の森 図書館を見学してきました

建築巡り

大阪での打ち合わせの後に、中之島と神戸にある、こども本の森図書館を見学してきました。

中之島の施設は、敷地形状を利用して2階が入口となっており、そこから1階や3階にアクセスできる空間構成がとてもドラマチックでした。壁一面に配置された本棚と吹抜け空間に圧巻され、所々に外部と積極的に繋がる開口など、空間を考える上でとても勉強になりました。

階段下など、子供が喜びそうな空間もたくさんあり、実際の姿を垣間見て、楽しそうな場が創(造)られていました。

神戸の施設は、前面の公園に開けた、2層造りの大きな吹抜け空間となっており、とても気持ちの良い空間でした。前面デッキに出て本を読むことが可能であり、良い天気の日には外でのんびりと本を読みたくなる構成になっていました。

中之島と同じく、均質化しないメリハリの利いた空間構成がとても勉強になりました。どちらも名前の通り、本の森に囲まれた施設になっており、親子でこの図書館に来て、それぞれ本を読んだり、読み聞かせたり、やさしく包み込む空間になっていました。

時勢により、予約制の90分の時間制限の中、建築を体感し、気になった絵本や本を手に取って読んでみると、懐かしさや新たな発見もあり、とても充実した時間を過ごすことができました。

ここ3年、積極的に建築を観に行っていなかったので、より感動が大きかったですが、これからはもっと積極的に出向いて、建築を観て考える時間を作ろうと思います。