浜松市内で進行中の「高見台の家」は、外壁工事が終わり、造作工事が着々と
進んでいます。
仕上げの仕様に関して、お施主さん、監督さん、監理を手伝ってもらっている後輩
と、打ち合わせを行いました。
それぞれの部屋をひとつづつ、いくつもの塗装の色サンプル、仕上げ材をみながら
検証していきました。
全体が抜けている空間であり、建具などで閉じた時の篭った感の考え方で、対比した
仕上げの構成もあるかもと、議論しました。
また、この住宅のメインとなる、土間と格子の家族ゾーンはとても重要な部分になる
ため、杉と松の材料を仮敷きして、足触りを確認していただいたり、隙間の寸法に
関して、お子さんの足が引っかからない、土間から見たときの、天窓から格子を通して
こもれる光の具合を、検証しました。
現場や後輩事務所とは、メールや電話で即情報を交換していますが、やはり、直接顔を
みながら打ち合わせをすることで、想いの温度を直接伝えることができたり、違った温度を
感じて変更をお願いしたりと、「現場ですること」の大切さを実感しています。
お施主さん、監督さん、協力いただいている業者さんの方々と、いろんな熱い話をして、
気づくと夜も暗くなり、延々と6時間の打ち合わせでした。
疲れと言うよりは、達成感、満足感で一杯でしたが、さすがに、帰りの電車内では放心状態で、
一歩間違えれば京都に行くところでした…
お施主さんご家族さん!長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました!
お施主さんの理想とする住まい方が、だんだんと現れてきて、仕上がりがとても
楽しみです!
こちらも、意図したドラマチックな空間ができつつあり、ワクワクしています。
監督さん、協力業者さん!いろいろと気を利かせて対応していただきありがとうございます!
まだまだ、細かい、うるさい?事を言いますが、宜しくお願いいたします!
後輩事務所、こちらの温度を汲み取って、現場と対話を繰り返していただき、ありがとう
ございます。あと少しとですが、楽しくコラボしましょう!
学生時代からの腐れ縁が、いろんなカタチで繋がっていることに、人生の面白さを感じています。