お世話になっている不動産屋さんから、土地を買おうか迷っているお施主さんに、
どんな住宅ができるか提案して欲しいとのご依頼をいただき、プレゼンを
させていただきました。
時間をかえて敷地や周りを観てイメージを膨らまし、お施主さんと打ち合わせを
して、いいね!とまとまった、「成長できる家」をキーワードにプランをつくり
ました。
数字的な大きさを排除して、あまり性格を持たせないスペースを外と内とが一体
につながる空間構成として、アメーバーのように広がっていく、そんな住宅を
提案させていただきました。
「結晶のいろ」と称した題名で、空間という結晶がそれぞれくっついたり、
大きくなったり、増殖したりと変化を繰り返す、そんなことで、成長できれば
と考えたプランです。
コンセプチュアルな提案ですが、お施主さんにご説明をさせていただきました。
少々、分かりづらいプランかと思いましたが、しっかりと把握していただき、
「天井の高さを変えて変化をもたせよう」とか、「敷地の角々への視線が抜ける
シカケをつくろう」とか、かなり踏み込んだ話をしました。
立ち会っていただいた不動産屋さんも興味津々の様子で、みんなで楽しい
楽しい打ち合わせができました。
お施主さんも、土地の買付依頼をされました。
この土地にはどんな住宅ができるのだろうか?とご相談を受ける機会が多く
なってきました。
こちらも、土地の是非から、プロジェクトに参加できることが、とても嬉しい
です。
この敷地にしか成立しない、このお施主さんしか成立しない…そんな個性の
強い住宅づくりができて、愛着を持って住んでいただける。そして、周辺が
変わっていく、街、社会につながる…住宅は社会に対して大きく関わる大切な
器なので、大いに議論を重ね、慎重に丁寧に、つくっていきます!
みなさん!長丁場、お疲れ様でした。家づくり、大いに楽しんでください!