建築巡礼

刺激

三方五湖にある、日本年稿博物館に行ってきました。 建築雑誌で観て、丘の上に長細い軽い箱を載せた 切妻屋根のシンプルな建築にとても魅力を感じ、 実際に観てきました。 木組やトラスの構造体がそのままインテリアとして表現され、 建物に沿ったシンプルな動線計画、展示方法が、空間と一体化して とても居心地が良かったです。 展示されていた「年稿」は、どう言うものかピンとこない 状況でしたが、偶然にも、学芸員さんから詳しく教えていただく ことができました。 7万年の堆積物である年稿が、まるでデザインされた定規であり、 歴史を感じる奥深さや、このデーターを基準としていろんな ことが見えてくる可能性に感動しました。 いろいろと建築巡礼に行きますが、展示されているモノを観て、 新たな興味や発見があり、建築のハードだけを体感するの ではなく、ソフトも一緒に体感することで、本質を知ることが でき、建築の魅力も増してきます。 久しぶりの建築巡礼でしたが、ゆっくりと時間を掛けて、 建築、展示を体感することができ、とても有意義な一日に なりました!