傘の家

進捗状況

一宮市内で進行中の「傘の家」は、吹付断熱工事を行いました。 ちょうど、定例会の日に施工を行っており、お施主さんにも作業を 観ていただきました。 発砲吹付ウレタンの断熱仕様は、隙間無く充填できるため気密性が 高く遮音性も優れているため、この仕様を標準設計としています。 外部に関わる電気や衛生設備の位置を早めに決めておく必要があったり、 大工さんに屋根裏通気の施工を先に行ってもらったりと、通常の工事 工程と違った段取りとなり、大変な部分もありますが、工事をお願い している工務店さんも、この仕様を多く施工されているため、安心して います。 「傘の家」は切妻の大屋根空間であり、屋根はガルバリウム鋼板の 仕様のため、断熱性能を十分に配慮しています。 意匠も大切ですが、熱や風などの環境にかかわる部分も、的確に 把握して、良い仕様や工法を取り入れるように設計を検討しています。 魅せ場となる、吹抜け空間のトップライトに関して、光の入り方や 空の見せ方など、きれいな納まり方法を大工さんと協議し、方向性を 決めました。 斜めの壁や間接照明、床ノ間の仕様など、まだまだ魅せ場となる難しい 造作がたくさんありますが、気心の知れた大工さんと対話しながら、 楽しくプロセスを進めていきます! だんだんと気温が高くなり、汗だくの現場打ち合わせになっていますが、 夏バテしないように、体調もしっかりと管理します。