建築見学

刺激

最近オープンした、多治見市内の「モザイクタイルミュージアム」に 行ってきました。 建築雑誌に掲載されていたコンペ内容がどんな感じで現実になったか? とても興味がありました。 下草の植栽に囲まれたすり鉢上のアプローチは、とても気持ちの良い空間で 入口から見渡すと、周りの建物がすり鉢によって消え、ミドリの風景が とても美しかったです。 内外は、左官を多用した手の仕事で仕上げられており、温かみのある質感は、 空間を象徴的に表現して、とてもダイナミックに感じました。 地場のモザイクタイル屋さんが出展しているブースで、モザイクタイルの 歴史、製造、今のトレンドなど、担当の方といろんな話ができ、よりモザイク タイルの魅力を感じました。 プロジェクトにおいて、「手の仕事」を大々的に表現するか? あえて見せない 表現にするか? とても悩みますが、お祭りごとのようにプロセスから表現する ことで、生まれる建築のパワーをこの建物で体感することができ、とても勉強に なりました。 これから始まるプロジェクトに当てはめながら、いろんな視点から、建築のパワー を感じることができる建物を考えていこうと思います!